訳書『右脳精神療法』が10月10日に刊行されます。

この度、この1年間私が翻訳に専念してきたショア著訳書『右脳精神療法—情動関係がもたらすアタッチメントの再確立』(岩崎学術出版社)が10月10日に出版される運びとなりました。

昨年から私は感性の重要性を強く思い感性教育講座を開始していますが、本書は私の活動にとって頼もしい援軍のような内容で、ぜひとも翻訳紹介する必要性を強く感じて取り組んできたものです
世界の精神療法の潮流が「関係」と「情動」に焦点が当てられつつありますが、それを代表する著書です。本書の著者アラン・ショアは在野の臨床家でありながらも神経生物学を始めとして広大な関連科学の研究に精通し、臨床実践と最新の脳科学の知見を統合する(対人関係神経生物学)という遠大な目標を掲げて、この30年間精力的に研究成果を報告してきた「臨床家-研究者」ですが、その集大成といえるのが本書です。
著者の主張は私にとっても納得のいくところが多く、ぜひ皆様にも目を通していただき、ともに学んでいただければと願っています。
なお、参考までに本書の「解題とあとがき」の1部をご紹介します。
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