今年２月より新たに「23感性教育講座（その１）」を開始しましたが、おかげさまで多くの方のご参加をいただきました。心よりお礼申し上げます。
「23感性教育講座（その１）」では１歳代の子どもと養育者との関係にみられる複雑な様相を肌で感じ取っていただきましたが、私たち臨床家にとって日頃目にするのは、２歳以後の場合が多いものです。そこで２歳代以後では子どもと養育者との関係の様相がどのように変容するのか、そこで子どもはどのように振る舞うようになるのか、じっくり観察することで、日頃の子どもの病態を「関係」という視点から捉え直すことができるようになります。
「23感性教育講座（その１）」にご参加いただいた方はもちろんのこと、今回の「23感性教育講座（その２）」からの参加でも十分に学ぶ機会になると信じています。
本講座で目の当たりにしている母親との関係の中で子どもがみせる様々な言動の多くは後に無意識の層に刻み込まれ、日頃の臨床の場では容易には目にすることが困難になります。よって、この２歳代の子どもの言動の意味を考えることによって、後の人々の病理的言動を理解する上で大きなヒントを与えてくれます。
乳幼児期初期のアタッチメントをめぐる母子関係の様相の映像を見ながら学ぶ本講座は他に類を見ないもので、その教育的効果は予想をはるかに超えるものです。なぜなら「情動」の世界は言葉による説明では理解困難で、映像を通して肌で感じ取ることが不可欠だからです。
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テーマ：乳幼児期早期の母子関係の実際を映像で学ぶ
日時：「23感性教育講座（その２：２歳代）」2023/04/02、04/16、05/07、05/21の４回 いずれも日曜日午後７時より９時まで ２時間